パワプロ劇空間

パワプロの再現選手や栄冠ナイン、高校野球について語ります

#28 木村拓也(日ハム、広島、巨人)

3球団を渡り歩いたスーパーユーティリティプレーヤー

1990年に日本ハムに入団。出場の機会が少なく1994年に広島に移籍。1997年からはスイッチヒッターデビューし、徐々に出番を得ると2000年は1番バッターとして大活躍。打率.288、165安打をマークした。

その後、出場機会を減らしていた2006年に巨人に移籍。当初は代打や守備固めでの出場が多かったが、翌2007年はセカンドで活躍。さらに印象的な活躍を見せたのは「メイクレジェンド」の2008年。怪我人や不調の選手が続出する中、その穴を埋めて余りある活躍で開幕5連敗のチームを牽引。規定打席は届かなかったが、打率.293とキャリアで最高の成績を残し、13.5ゲーム差の首位阪神をひっくり返すセ・リーグ優勝劇の立役者となった。

さらに印象的な試合は2009年9月4日のヤクルト戦。キャッチャー加藤がデッドボールによって出場続行が不可能になり、キャッチャー登録の選手が0の危機的状況の延長12回表、コールされたのが「セカンドの木村拓也がキャッチャー」。キャリアでは10年ぶりのポジションながら、豊田、藤田、野間口の3人を上手くリードしてこの回を無失点で切り抜ける活躍。青木を空振り三振に抑えた最後のシーンは鳥肌ものである。

チーム7年ぶりの日本一に貢献したこの年限りで現役を引退。指導者としての活躍が期待されたが、翌2010年4月の試合前に倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまった。

 

査定ポイント

好きな選手と言うこともあって、強くなりすぎちゃいました(笑)。全ポジションBにしていますので、完全な再現ではありません。ですが、ユーティリティさを強調したかったので。本人曰く、「センターラインより左のポジションは自信がない」とのことで、サードやショートは外野、セカンドと比べると上手くないと思われます。

いぶし銀:イメージ。脇役ながら、いると非常に助かると言う意味で。

※打撃フォームいじり忘れてます。

 

追記

2010年にお亡くなりなった時はとても悲しかったですし、今も思い出すと悲しくなります。また、これを書く前に「キャッチャー木村拓也」の動画を見ていても泣けて来ます。本当に素晴らしい選手でした。

 

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