第104回の夏の甲子園も今日で大会8日目。毎日素晴らしい試合が展開されていますが、ここで前半戦を簡単に振り返っていきます。
1.遂に実力を発揮し始めた愛工大名電
いやあ誰ですかね?。「今年も初戦敗退」とか言ってた奴(お前だろw)。八戸学院光星にもサヨナラ勝ちで4年ぶりの3回戦進出。私が評価したいのは1回戦ではなく2回戦。1-5となったらこれまでの名電であればそのまま敗れていましたが、7回に4点を取り返しました。名電の弱点であったビハインドの展開での戦い方に自信がなかったのが嘘のようです。十分な戦力を生かせずにすぐに夏の甲子園を去っていたのも過去の話。さあ、この先どこまで行けるか注目です。それにしても星稜は弱過ぎでした。
2.王者らしい初戦
大阪桐蔭の初戦を「大苦戦」とか言ってる人がいますが、それは当てはまらないですね。と言うか大阪桐蔭を過大評価しすぎで、また旭川大高校を過小評価しすぎです。三流メディアも含めたにわかファンは過去の甲子園をよく見ましょうね。大阪桐蔭の甲子園初戦はよく接戦です。2005年夏、2014年夏、2018年夏、2022年春の1回戦など。大阪桐蔭に限らず地方予選含めて初戦の入りは難しいですから。この試合も0-3からホームラン攻勢で逆転勝ちでした。西谷監督の投手起用には「?」が付きましたが、まあ大阪桐蔭らしい初戦だったのではないでしょうか?。旭川大は勝負所で運もなくチャンスを活かせませんでしたが素晴らしい試合でした。
3.申告敬遠
高校野球でも導入されている申告敬遠。私は初めて近江vs鳴門戦で見ましたね。結果論ですが、あそこが勝敗を分けたと思います。リードしての5回でしたからね。鳴門高校の冨田投手であれば、際どいコースで勝負もできたかなあと思います。話はそれましたが、球数制限も導入されていますのでたかが4球でもピッチャーの負担軽減には良いと思います。ただし、1試合での使用回数に制限は必要かな、とも思います。プロ野球ではないんですから、勝負所で多用されると冷めてしまいます。
4.聖光学院の可能性と鶴岡東の将来
初戦で日大三高を4-2で下した聖光学院。次の横浜戦が試金石になると思います。これまでベスト8が最高位ですが、ここを勝てばさらに上位進出への期待も膨らみます。14年前は筒香にけちょんけちょんにやられましたが、果たして今年はどうなるか注目しています。
近江に敗れて甲子園を去りましたが、鶴岡東の戦いは見事でした。山形県代表に選んだ最大の理由が打線。3年前の甲子園から注目していましたが、さらにグレードアップしていました。甲子園を勝ち上がるには打力は必須。投手力を含めたディフェンス力が上がってこれば、近い将来ベスト4、いや優勝まで辿り着けるかもしれませんね。
5.スター
高松商業の浅野はやはり素晴らしいですね〜。甲子園の右に左にホームランをかっ飛ばす。注目していた通りの実力を発揮。
近江の山田もエースで4番と言う高校野球ならではのスター(笑)。投げすぎは心配ですが、ツーシーム、カットボールのキレが抜群。打席でも威圧感が感じられます。
愛工大名電の岩瀬も注目しています。顔がやはり似てますね。昨日の2回戦も終盤の勝負所で無失点に抑えました。
終わりに
私は今日から遅めのお盆休みです。2回戦からは毎日高校野球観戦を満喫したいと思います。