パワプロ劇空間

パワプロの再現選手や栄冠ナイン、高校野球について語ります

高校野球について語る#14 クライマックスへ

第104回夏の甲子園のクライマックス

昨日は一日テレビで高校野球の準々決勝を見ていました。どの試合も白熱した好ゲームでしたね。今回はその感想を述べたいと思います。

愛工大名電vs仙台育英

3回戦の明秀日立戦。1-2の3回裏、見え見えのスクイズを読まれて失敗。須江監督の采配に「?」が浮かぶ展開で、「仙台育英は今年も上位進出は難しいなあ」と思いました。しかし、準々決勝の愛工大名電との試合は攻めの姿勢が良かったですね。2回裏の二死三塁からのセーフティバントは試合の流れが決まるのには素晴らしい攻撃でした。

名電は4併殺で攻撃のリズムが全く生まれず。しかし、これはバントを使わない攻撃であった裏返しとも言えます。送りバントは全然だめとは言いませんが、バントにこだわり過ぎるのはどうかなあ、と考えます。その意味では打って走って繋げる名電の攻撃の意図は素晴らしい。秋以降の今年の大躍進を超える活躍に期待します。

 

高松商業vs近江

星野くんが素晴らしいピッチングでしたね(そこかい!w)。多賀監督、もう少し控えピッチャーを信頼しませんか?。足が攣った段階で山田くんは交代させた方が良かったですね。もうエース一人で戦う時代は終わりましたから。一方で7回表の浅野くんへの申告敬遠は私も同意しますね。結果は失敗に近いものになりましたが、あの判断は悪くなかったと考えます。パワプロで作るなら、高松商の浅野くんには威圧感つけたいですね(笑)。

高松商業紙一重で敗れましたが、すごいチームでしたね。2回戦は打力で圧倒し、3回戦は投手戦を制しと、打力・投手力ともにレベルが高かった。ただ、近江戦はエラーが4個と守りのリズムが試合の流れを十分に引き寄せられなかったような気がします。同点に追いつかれた7回裏のセカンドのトンネルと、バックホームの悪送球が決勝点にもつながりましたので。ですが近年の甲子園での躍進は素晴らしいです。

 

大阪桐蔭vs下関国際

私は開幕前に「大阪桐蔭春夏連覇の鍵はサウスポーの攻略」と書きました。下関国際の左腕・古賀くんは6回途中でマウンドを降りましたが、4失点で踏みとどまりました。特に2〜4回は素晴らしい投球で試合の流れを相手に渡すことなく、それが結果的に終盤のドラマに繋がったと思います。

大阪桐蔭は7回裏のトリプルプレーを含め、チグハグ感が否めない攻撃。これは下関国際の2番手仲井くんの気迫のピッチングに押されたこともあるでしょうが、どこか西谷監督らしからぬ采配でした。一方で3回戦の二松学舎大附属との試合もチャンスの割に4点しか取れていませんでしたから、この試合もその悪い流れが続いていたのかもしれません。

 

聖光学院vs九州学院

1回裏の5点で勝負あり。先制されてもその裏に取り返す打力はさすが。相手エース直江くんが登板する前に試合を決めました。今年の聖光学院は特に守備が素晴らしいですね。7回表のピンチでも、ヤクルト村上弟をファーストゴロに仕留めた反応は良いものでした。個人的な意見として、日大三、横浜、敦賀気比を倒した今年の聖光学院は2004年の駒大苫小牧とどこか重なる部分があります。準決勝の仙台育英との東北ダービーも制すれば、もしかしたらもしかするかもしれませんね。

九州学院は打線、投手ともに良いチームでしたね。2年生エースの直江くんのこれからにも期待です。

 

終わりに

6月からスタートした「甲子園出場校予想(甲子園優勝校予想」ですが、見事ベスト4を全部的中できました!(笑)。これで通算10勝7敗です。まあ、ただの暇人がやってるものなので大したことではないですがw。でもこうして予想をする中で、色々な選手や監督、高校を知ることができると高校野球観戦が更に楽しくなります。

残すは準決勝と決勝のみ。どこが勝ち進んでも初優勝ですし、どこが勝ち進むかも読めません。第104回夏の甲子園のクライマックスに向けて、2日間最後まで楽しみたいと思います(決勝は仕事でーす(泣))。