パワプロ劇空間

パワプロの再現選手や栄冠ナイン、高校野球について語ります

高校野球について語る#15 2022夏のエンディング

仙台育英優勝!。東北勢悲願の全国制覇。

仙台育英高校、初優勝おめでとうございます!。いやあ、遂に東北の悲願が叶いましたね。私は東北に縁もゆかりもありませんが、素直に嬉しいですね。今日は普通に仕事をしていましたが、頭の中は決勝戦でいっぱい(笑)。定時後にチェックしたら仙台育英8-1下関国際の文字が飛び込んで来て、「遂に東北に優勝旗が渡るんだ」と感動しました。

一方で惜しくも準優勝の下関国際も素晴らしい戦いでした。某スポーツ新聞の意味不明なランク付けで下位に位置付けされていましたが、それらを覆す実力を証明する甲子園でした。私は弱いとは思っていませんでしたが、準優勝までは予想していなかったです。下関国際の104回大会はVロードと共に記憶に残る戦いであり、全国制覇も近いと思います。

あと毎年思いますが、甲子園が幕を閉じると、なんだか夏も終わりと言う感じで少し寂しいですね・・・。

盛り上がったこの夏の甲子園を、ただの高校野球ファンが振り返りたいと思います。

 

・継投の重要性

140キロクインテット」と称された仙台育英の5人の投手陣。私の記憶でこれだけの投手陣は見たことがありません。2001年の近江、2013年の延岡学園のように3人の投手陣での勝ち上がりは知っていますが、5人は改めて考えても強い。準優勝の下関国際も古賀ー仲井の継投が機能していましたし、週間500球と言う球数制限がある以上、複数投手陣を用意することは不可欠です。したがって今後もこの流れは加速するのではないでしょうか。

 

・バントの使い所

この夏ベスト8まで躍進した愛工大名電。かつての代名詞である「送りバント戦法」は4年前の夏でも使っていませんでしたが、今大会は繋ぐバッティングでさらに上の成績を残しました。送りバントは悪いとは言いません。スコアリングポジションにランナーを進めた方が得点につながりやすいのは言うまでもないからです。一方で頼りすぎるのもどうかなあ、と改めて考える大会でした。印象に残っているのは智辯和歌山。2回戦の国学院栃木との試合、1点を追いかける8回表にノーアウト1塁で送りバントを試みるもダブルプレー。チャンスにつなげられないでいると、その裏に勝負を決定づけるホームランを浴びてしまいます。確かに国学院栃木の投手陣を打ちあぐねていましたから、中谷監督の考えは最もだとも思います。しかし、あの場面は打って攻めて欲しかったですね。智辯和歌山が勝つなら8回で勝負を決めるべき流れだったかなあ、と私は考えます。また智辯和歌山送りバントを多用するスタイルでもないのでね。

また、準々決勝でまさかのトリプルプレーを喰らった大阪桐蔭。こちらは1点リードの場面でバントエンドランが失敗。野球は流れが大事とよく言いますが、大阪桐蔭はあれで流れを下関国際に持っていかれたと言っても過言ではないです。1点リードの場面の9回表1アウト2、3塁のピンチでの前進守備。同点をも嫌った大阪桐蔭の守りに焦りを感じたのは私だけでしょうか?。

バントについては話すと日が暮れるくらい長くなりますのでこの辺にしておきます(笑)。

 

・観客と吹奏楽の存在

やっぱり観客と吹奏楽は必要ですね。2021年の第103回大会はどうしても寂しい雰囲気でしたので、今年はとても活気があって良いなあ、と思いました。特に吹奏楽と応援団の存在は大きい。敦賀気比vs市立船橋なんて「市船ソウル」のパワーでもう少しで大逆転の展開でしたよね。近江の「近江マーチ」も観客を惹きつける魔力があると思います。海星戦の山田くんの満塁ホームランは「近江マーチ」の力もあったのかもしれません。あとは観客の手拍子。3年ぶりのせいか、よく見かけましたね。負けているチームを応援するのはわかりますが、あの手拍子は好きにはなれません。

 

(終わりに)

20年以上の高校野球大好き人間として、今年の夏も予選から大いに楽しむことができました。次は選抜をかけた秋大会が始まります。と言うかもう始まっているところもあります(笑)。今後も当ブログでは高校野球に関するお題も取り上げていこうと思います。最後にもう一度、仙台育英の皆さん、初優勝おめでとうございます🎊。