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高校野球について語る#19 2022年の自分的10大ニュース

2022年 自分的高校野球10大ニュース

1位 東北勢の悲願叶う!。仙台育英初優勝

駒大苫小牧が優勝して18年。その間も東北勢はなかなか甲子園で優勝できなかった。決勝には何度も進出するも、あと一つが遠い夏が続いていたが、それを今年杜の都の名門が打ち破った。140キロ越えのピッチャーを5人擁する仙台育英が決勝で下関国際(山口)を8-1で下し、遂に「白河の関」を越えて深紅の大優勝旗が東北の地に渡ることとなった。

2位 主人公・山田と近江高校

出場辞退した京都国際に変わって出場した選抜。初戦は0-2のビハインドの9回に土壇場で追いつき、延長戦を制すと、その勢いで決勝に進出した近江。しかし、決勝では大阪桐蔭に1-18と大敗。しかし、雪辱を期すべく夏の甲子園に帰ってくると、エース山田は選抜同様に躍動する。特に3回戦の海星(長崎)戦の7回裏に試合を決めるグランドスラムが印象的。準々決勝では浅野翔吾に捉えられながらも、高松商業(香川)を下してベスト4に進出。その準決勝では宿敵・大阪桐蔭を下した下関国際に敗れて優勝は逃したが、山田擁する近江高校は春も夏も主人公の活躍を見せた。

 

3位 愛工大名電の大躍進

春は勝てるが、夏は勝てない。甲子園常連の愛工大名電は、夏は「初戦敗退の常連」であった。1アウトからでも送りバントを多用する「バント」野球は、春は通用するが夏は勝てない。そんな負の歴史を遂にこの夏打ち破ることに成功。2018年夏もバント多用のスタイルを変えて1勝を挙げていたが、今年はその真価を発揮した。特に初戦・星稜(石川)戦の初回に見せた強打強打の攻撃は見事。2回戦も4点ビハインドを逆転し、最終的にベスト8まで進出。もう夏は弱くない愛工大名電を見せつけた躍進劇は素晴らしいものであった。

 

4位 球審の謝罪

選抜1回戦の広陵(広島)vs敦賀気比(福井)の一戦。2-0リードで迎えた4回裏の広陵の攻撃時にそれは起こった。送りバントを試みた広陵の大山陽生の打球はファウルグラウンドからフェアグラウンドに戻ってきた。この時、球審は「フェア」、二塁塁審は「ファウル」とそれぞれ異なる判定を下した。その結果、打者はアウト、一塁ランナーもその流れからの挟殺プレーでアウトとダブルプレーになった。

この直後、審判陣が協議を行い尾崎球審が誤りを認めて「大変申し訳ございません」と謝罪し、1アウト二塁から試合をプレイを再開した。素直に非を認めた尾崎球審の姿勢を、NPBの審判陣にも見習って欲しいシーンであった。

5位 物議を醸した選抜出場校の選考

2021年秋の東海大会準優勝校の聖隷クリストファー(静岡)ではなく、東海大会ベスト4の大垣日大(岐阜)が選出された一件。おそらく高野連がこだわる「地域枠」によって、静岡県2校選出が避けられたのであろう。しかし、選出理由が「大垣日大の方が力がある」と言う根拠に乏しい理由で、聖隷クリストファーは初の甲子園出場を逃すことに。優勝した日大三島に決勝で大敗した訳でもなかったので、静岡県人だけでなく、筆者を含めた多くの高校野球ファンが納得しなかったと考えられる。言うまでもなく大垣日大は全く悪くないのだが。

 

以下の順位↓

6位 大阪桐蔭の打線満開の選抜

7位 創志学園に名称就任

8位 甲子園優勝経験校を3連続撃破の聖光学院がベスト4進出。

9位 甲子園決勝の高校女子野球で横浜隼人が初優勝。

10位 継続試合の導入