#103 ノーラン・アレナド(2016)
豪快な打撃と華麗な守備が持ち味の最強三塁手
1. 基本情報
ノーラン・アレナド(Nolan Arenado)
生年月日:1991年4月16日
出身;アメリカ
打席:右投右打
ポジション:三塁手
2. 経歴
コロラド・ロッキーズ(2013〜2020)
セントルイス・カージナルス(2021〜 )
3. 選手としての特徴
・基本的には引っ張り方向に長打を放つ典型的なプルヒッター。
・低めのボールも難なく捉える。
・足は速くない。
・強肩のサード。2022年は送球速度137km/hをマーク。
・素手でボールをとって投げる「ベアハンドキャッチ」もお手のもの。
4. シーズン概要
2013年のメジャーデビューから3年連続でゴールドグラブ賞を受賞した守備力はこの年も健在。UZRはリーグ4位の+2.8であったが、DRSではリーグNo.1の+13をマーク。結果、4年連続でゴールドグラブ賞のタイトルを獲得した。また、前年に42本塁打130打点をマークした打撃も好調であり、41本塁打133打点で2年連続の本塁打王と打点王を受賞。翌年の第4回WBCにアメリカ代表として参戦し、初優勝に貢献した。
その後、2021年にトレードでカージナルスに移籍。ロッキーズの低迷やフロントとの不仲が背景にあると考えられている。また今年のWBCにもアメリカ代表として参戦する予定である。豪快なバッティングと華麗な守備に注目のMLBスターである。
5. 査定
2016年成績 160試合 打率.294 41本塁打 133打点 OPS .932
6. 査定ポイント
チャンスB:得点圏打率.356。ランナーなし時は.262。
プルヒッター:41本のホームランのうち、ライト方向2本以外は全て引っ張り。
ローボールヒッター:低めを掬いあげてスタンドに運ぶ技術。メジャーで活躍した元広島の黒田もインタビューで「低めに投げても安心ではない」と発言している。
窮地○:0ストライクから1ストライクとなった後の打率が高い。特に2ボール1ストライク時は.429、3ボール1ストライク時の打率は.615である(2-0時は.250、3-0時は.333)。
守備職人&送球A:ボールを素手でキャッチして送球しても、そのスローイングは安定。その凄さは言葉で説明するよりも動画で見ていただいた方が分かりやすい(笑)。
対左投手E:対左投手打率.267。対右は.304
三振:103個
併殺:17個
パワナンバー:12900 51323 53312