巨人退団から7年後にワールドシリーズ制覇に貢献
1. 基本情報
アドリス・ガルシア(Adolis Garcia)
生年月日:1993年3月2日
出身:キューバ
打席:右投右打
ポジション:外野(主にライト)
2. 経歴
・巨人(2016)
・カージナルス(2018〜2019)
・レンジャーズ(2020〜 )
3. 詳細
2016年に巨人に加入。俊足と強肩が特徴的な選手であったが、1軍では4試合の出場のみ。8月に契約解除で退団後、キューバに帰国せずアメリカに亡命した。2017年からはカージナルスとマイナー契約を結び、翌年にはメジャーデビューを果たしたが、ヒット2本でシーズンアウト。結果を残せずに2019年に退団した。
そして2020年からはレンジャーズに加入。すると、2021年から飛躍することに。4月にメジャー昇格後から結果を残し始め、オールスターゲームにも初選出された。結果、149試合に出場して31本塁打をマークした。
2022年も27本塁打を放つと、2023年はレンジャーズも躍進。後半戦にチャップマン、シャーザーを補強したチームと共に、ガルシアも本塁打を重ねて、アメリカンリーグのホームラン王争い首位の大谷翔平を猛追。結果的にホームラン王は逃したが39本のアーチを重ね、レンジャーズもポストシーズンへ。そして、アメリカンリーグのチャンピオンシップのアストロズ戦でガルシアは無双。第4戦から7戦まで4試合連続ホームラン、15打点と大活躍。第7戦の9回には勝負を決めるグランドスラムを放ち、アストロズファンを奈落の底へ叩き落とした。
ワールドシリーズでは初戦にサヨナラホームランを放ったが、負傷で離脱。それでも4勝1敗でダイヤモンドバックスを退けて初のワールドシリーズ制覇を果たした。巨人で結果を残せず退団して7年。当時からは想像できない大活躍が印象に残るシーズンであった。
4. 査定
2023年成績 148試合 打率.245 39本塁打 107打点 OPS.836
5. 査定ポイント
(基礎能力)
・弾道4:パワーヒッターをつけない代わりに4に。Barrel%のデータからも。
・パワーA84:Barrel%は16.1、スイングスピードはMAX.115.1。
・走力B72:スプリントスピードは27.3ft/s。50m走換算では6.0秒。
・肩力A83:捕殺の数が11。返球速度も150km/h近い強肩。
・守備力B71:UZRが6.4である一方で、RngRは-1.4。ただ、ゴールドグラブ受賞かつDRSが7なので少し盛りました。
(特殊能力)
・チャンスB:得点圏打率は.270。ランナーなし時は.226。
・送球B:ARMの指標は8.7。正確な送球も守備力の一つ。
・プルヒッター:逆方向への長打もあるが、基本は引っ張り。
・満塁男:満塁時打率.417。
・マルチ弾:複数本塁打は4試合。
パワナンバー:12400 02360 30319