パワプロ劇空間

パワプロの再現選手や栄冠ナイン、高校野球について語ります

【パワプロ2023】菊池雄星(2023 ブルージェイズ)

チームを準優勝に導いた剛腕サウスポー

1. 基本情報

菊池 雄星(きくち ゆうせい)

生年月日:1991年6月17日

出身:岩手県

打席:左投左打

ポジション:ピッチャー

2. 経歴

花巻東高校

埼玉西武ライオンズ(2010〜2018)

マリナーズ(2019〜2020)

ブルージェイズ(2021〜 )

3. 選手としての特徴

・2009年にドラフト1位で西武に入団。

・2011年にプロ初勝利。

・2016年から3年連続で二桁勝利を挙げる。特に2017年は16勝をマークして最多勝のタイトルを受賞。一方でソフトバンクが苦手であり、8シーズンの19試合で1勝13敗。

・2018年オフにメジャーに挑戦。マリナーズと契約を結び、MLBの世界へ。

・2021年にブルージェイズに移籍。

・2022年は途中から中継ぎに配置転換されたが、2023年はシーズンを通して先発の役割を全うした。

4. 2009年選抜

第81回選抜に花巻東高校のエースとして出場。今でこそ甲子園ではお馴染みのチームであるが、当時はそこまで有名な高校ではなかった印象である。当時の菊池は「岩手県のチームは下にみられている」と語っていたが、選抜ではこれを覆す活躍を見せる。初戦の鵡川(北海道)戦では序盤から素晴らし投球をみせ、試合終盤まで完全試合の投球を披露。結果的に完全試合ノーヒットノーランの達成はできなかったが、全国に強烈な印象を残した。以降も明豊(大分)、南陽工業(山口)、利府(宮城)を倒して見事決勝に進出。相手は今村(元広島)擁する清峰(長崎)。この試合を筆者はテレビ観戦していたが、両エースの投げ合いに目が離せなかったことを覚えている。6回まで0-0で推移していた7回、二死から清峰がタイムリーで先制点を挙げる。今村、菊池の投げ合いにとってはこの1点が大きく、そのまま0-1で花巻東は惜敗。しかし、後の西武のエースとなるサウスポーの活躍は大きなインパクトを残した。

5. 査定

2023年成績 32試合 11勝6敗 WHIP1.27

6. 査定ポイント

(基礎能力)

球速:23年シーズンはMAX.157km/h。キャリアの最速は159km/h。

変化球:Hスライダー、サークルチェンジ、スラーブ。カーブはスライダー系の変化であるためスラーブに。

(特殊能力)

対ピンチB:得点圏被打率は.211。ランナーなし時は.275。

対左打者B:対左打者時の被打率は.214。対右は.266。

球速安定:平均球速は153km/h。

軽い球:球種別のSLGはスライダー以外は4割。XSLGは4割以上。

パワナンバー:12000 32233 92062