ナショナルズのワールドシリーズ制覇に貢献した勝負師
1. 基本情報
アンソニー・レンドン(Anthony rendon)
生年月日:1991年6月6日
出身:アメリカ
打席:右投右打
ポジション:サード、セカンド
2. 経歴
・ナショナルズ(2013〜2019)
・エンゼルス(2020〜 )
3. 2019年概要
現在エンゼルスに所属しているが、内外で様々な批判を浴びているレンドン。しかし、移籍前のナショナルズ時代の2019年は3番バッターとして、勝負強いバッティングを見せる。シーズンでは怪我での離脱もあったが、キャリアハイの120打点をマーク。ブレーブスに次ぐ2位で進出したポストシーズンでも持ち前の勝負強さを発揮することに。ディビジョナルシリーズではドジャース相手に苦しい戦いとなるが、1勝2敗の試合で3打点を上げて6-1の勝利に貢献。勝負の第5戦では0-3の6回に追撃のホームラン。ここから逆転勝ちしてナショナルリーグのチャンピオンシップへ。カージナルスとのシリーズで挙げた打点はわずか1であったが、チームは4連勝でワールドシリーズに進出。アストロズとの一戦でも2勝3敗と追い詰められた試合で5打点と勝負強さを発揮し、世界一をかけた戦いは最終第7戦へ。この試合も追いかける展開となったが、0-2の7回に追撃の一発をレフトスタンドに叩き込むと、この後ケンドリックの逆転ツーランも飛び出す。逆境の場面でのレンドンの活躍で、ナショナルズは球団史上初のワールドシリーズ制覇を果たした。
2019年オフに移籍したエンゼルスでは故障もあり、期待されたほどの活躍はできず。すると、今年1月に出演した番組で、「MLBの試合数162は多過ぎるので、短縮すべき」と発言して物議を醸す。また、「野球は仕事であり、人生の最優先事項ではない」との考えも。大谷が移籍して苦戦が予想される今シーズンのエンゼルスで、逆境に打ち勝つことはできるか?。注目が集まる。
4. 査定
2019年成績 146試合 打率.319 34本塁打 120打点 OPS1.010
5. 査定ポイント
(基礎能力)
・パワーB79:Barrel%は12。打球速度はMAX.107.7マイル。映像を見る範囲では、パワヒじゃないなあ、と考えて少し上目に。比較対象になるかはわかりませんが、過去に作成した21年大谷翔平はBarrel%が12.2、打球速度は119マイル。
・走力E48:スプリントスピードは26.7ft/s。50m換算では6秒1。足はそこまで速くはない。
・肩力C61:送球速度は約132km/h。
・守備力C62:RngRは0.1、UZRは2.0。守備範囲はそこまで広くないが、打球に対する反応は良い。
(特殊能力)
・チャンスB:得点圏打率.365。ランナーなし時は.302。
・プルヒッター:逆方向への長打も多いが、本塁打は28本が引っ張り方向。基本的にはプルヒッタータイプ。
・決勝打:Late/Close(試合が決する場面での勝負強さを測る指標)での打率は.426。
・逆境○:ビハインドの場面での同点、もしくは逆転打も多い。
・併殺:12個
パワナンバー:12300 92423 27081