パワプロ劇空間

パワプロの再現選手や栄冠ナイン、高校野球について語ります

【パワプロ2023】有原 航平(2019 日本ハム)

雨の中の激闘を見せた2010年春

1 .基本情報

有原 航平(ありはら こうへい)

生年月日:1992年8月11日

出身:広島県

打席:右投右打

ポジション:ピッチャー

2. 経歴

広陵高校

早稲田大学

日本ハム

・レンジャーズ

ソフトバンク

3. 選手としての特徴、記録など

・2014年ドラフトで4球団競合の末、日本ハムに入団。

・2015年は新人王を受賞。

・2016年は初の二桁勝利を挙げて、10年ぶりの日本一に貢献。

・2019年は15勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得。多彩なキレのある変化球でバッターを翻弄した。

・2021年からはMLBに挑戦するも、ほとんど活躍できずにNPBに帰還。2023年からはソフトバンクでプレー。

4. 2010年選抜

第82回選抜甲子園の広陵のエースとして出場。チームメイトには福田周平(オリックス)がいた。初戦は立命館宇治(京都)との一戦。筆者はライトスタンドからこの試合を観戦。序盤は初戦の緊張からか1回にいきなり4失点。しかし、スラッガー丸子、そして有原自身のタイムリーもあって中盤に逆転に成功。尻上がりに調子を上げた有原は4回以降は相手を1失点に抑えるピッチングを見せる。最終回は同点のピンチを迎え、更に逆転のランナーも四球で出塁を許したが、この時に三盗を試みたセカンドランナーをキャッチャー新谷が刺してゲームセット。苦しみながらも初戦を突破した。

2回戦は宮崎工業との投手戦を1x-0で9回サヨナラ勝ち、準々決勝は前年夏の甲子園優勝校である中京大中京(愛知)に勝利して準決勝に進出した。

準決勝は日大三高(東京)。エース山﨑福也(日本ハム)、髙山俊(元阪神)、横尾俊建(元日本ハム)らタレント軍団との試合はまさに死闘。序盤からシーソーゲームの展開の中、5-4とリードして迎えた8回裏に有原は相手打線に捕まる。先頭から5者連続で出塁を許し、その後も不運な当たりや守備の乱れなどで失点を重ねる。丁度この回から雨足も強くなっていたこともあり、グラウンドコンディションも悪くなっていたことも災いした。結局、この回一挙10点を献上。有原はこの回途中でマウンドを降りた。しかし、広陵も最終回に粘りを見せる。あと一人の2アウトから打線がつながり4点を返してなおチャンス。4番丸子に回れば満塁ホームランもある?なんてことを筆者は自宅でテレビを見ながら考えていたが、反撃もここまで。9-14で敗れて決勝進出はならなかった。

5. 査定

2019年成績 24試合 15勝8敗 防御率2.46 WHIP0.92

6. 査定ポイント

(基礎能力)

変化球:デフォルトはフォーク、サークルチェンジ、カット。これからカット→Vスライダーツーシームを追加。

(特殊能力)

対ピンチC:得点圏被打率は.181、ランナーなし時は.209。

ゴロピッチャー:GO率は40.9、FO率は23.6。

対ランナー○:ランナー1塁時の被打率は.122。ランナーなし時の被打率は.209。

パワナンバー:12300 42257 93165