パワプロ劇空間

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【パワプロ2023】藤村大介(2011 巨人)

2007年選抜ベスト4に導いたキャプテン

1. 基本情報

藤村 大介(ふじむら だいすけ)

生年月日:1989年

出身:熊本県

打席:右投左打

ポジション:セカンド、ショート、外野

2. 経歴

・熊本工業

・巨人(2008〜2017)

3. 2007年選抜

第79回選抜甲子園。熊本工業のキャプテンとして、藤村は前年の夏に続いて出場。当時からスピードスターとして有名であり、先頭バッターとしてチームの切込隊長を担っていた。初戦はタイムリスリーベースを放つ活躍で、県和歌山商業との打ち合いを制して2回戦へ。次の相手は千葉経大付。2006年秋の明治神宮でも対戦していた相手には、現・巨人の丸がエース兼3番打者として出場していた。自称丸ボールと呼ぶシンカーで初回は内野ゴロに倒れたが、第2打席では四球を勝ち取ると、足で揺さぶり先制のホームを踏む。その後は投手戦となり迎えた8回。同点のチャンスで再び藤村vs丸。ここで藤村がタイムリーを放って試合は同点に。その後、逆転した熊本工業であったが千葉経大付属も最終回に同点に追いつき延長戦へ。迎えた12回表、1アウトから藤村が内野安打で出塁すると、すぐさま盗塁。ここで相手キャッチャーの悪送球もあって一気に3塁へ。続くバッターの内野ゴロの間にホームを陥れて勝ち越しに成功。自身の足で激闘を制した熊本工業は準々決勝で報徳学園を下して勢いに乗っていた室戸(高知)を撃破しベスト4に進出する。

↑先制ホームインする藤村。左は丸。

決勝をかけた準決勝の相手は常葉菊川(静岡)。田中健二郎(元DeNA)相手に、藤村は2回に2点タイムリー3ベース。4回にもこの試合2本目の3ベースを放ち、リードを迎えて終盤へ。4-3と1点リードで最終回を迎えたが、投手陣が土壇場で逆転を許す。2点を追うその裏、頼みの藤村は内野ゴロに倒れ、後続も三振でゲームセット。惜しくも決勝進出を逃した。

4. 2011年

ドラフト1位で巨人に入団して4年目。当時の原監督から期待されてシーズンインすると、4月に初の一軍出場を果たす。仁志の退団以降、セカンドを固定しきれていなかったチームの中で、持ち前の俊足でレギュラーの座を勝ちとることに成功する。打力は高くなかったが、バントや足を活かした盗塁、内野安打で貢献する。印象的なのがシーズン終盤の阪神戦。CSの座を巡って争っていた中、サヨナラのチャンスで打席を迎える。代打を送られる場面が多かったが、この時はそのまま打席に向かうと、マウンドには藤川球児。カウント2ボール1ストライクから迎えた4球目。外角のストレートを左中間に弾き返すサヨナラタイムリーを放った。このシーズン、打率は2割台前半ながらも28盗塁で見事盗塁王を獲得。巨人では史上6人目の盗塁王に名を刻んだのであった。

5. 査定

2011年成績 119試合 打率.222 28盗塁 30犠打 

6. 査定ポイント

チャンスC得点圏打率は.293 ランナーなし時は.220。Bでも良いが、打席数がそこまで多くないのでCに。

盗塁B:成功率は80%。Aでも良いですが、企図数が若干少なめなので。

内野安打○:21本。率は26.9%

サヨナラ男:前述の通り。あの一打は個人的に印象深い。

送球Fスローイングは課題。失策数は少なかったが。

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