【パワプロ2023】大谷翔平(2016 日本ハム)

1番ピッチャー、先頭打者ホームラン、DH解除、165km/h

1. 基本情報

大谷翔平(おおたにしょうへい)

生年月日：1994年7月5日

出身：岩手県

打席：右投左打

ポジション；ピッチャー、外野(ライト)

2. 経歴

・花巻東高校

・北海道日本ハム(2013〜2017)

・エンゼルス(2018〜2023)

・ドジャーズ(2024〜 )

3. シーズン概要

プロ入り4年目の2016年は開幕カードからいきなりホームランを連発する。ピッチャーとしてはなかなか勝ち星に恵まれなかったが、6試合目でようやくシーズン初勝利を記録した。前年は打撃面が振るわなかったが、この年は好調をキープ。特に印象的なのが7月3日のソフトバンク戦。この試合「1番ピッチャー」で先発出場した大谷は、相手先発中田の初球をライトスタンドに叩き込む。まさに高校野球のような一撃に筆者も唖然としたことを覚えている。オールスターではホームランダービーで優勝し、バッターとしてもホームランを記録。マメを潰した影響で、7月から8月にかけては登板機会がなかったが、パ・リーグ優勝を賭けた、敵地西武との一戦には先発登板。花巻東の先輩・菊池雄星との投げ合いを制して9回完封勝利。見事優勝を決めた。

そして、ソフトバンクとのクライマックスシリーズでも歴史的な場面が。王手をかけた第5戦の9回表。投手交代を告げるアナウンスで、「指名打者大谷がピッチャー」の言葉が。何となく予想はしていたが、栗山監督はDHを解除してクローザーに指名したのである。いきなり初球から163km/hのストレートを投げ込むと、次打者の多村への初球には165km/hのストレートを見せつける(NPB最速)。最後は本多をショートゴロに打ち取って試合を締めた。

さらに、広島との日本シリーズでは第3戦でサヨナラ打を放つと、3勝2敗と日本一に王手をかけて迎えた第6戦。この試合はスタメンを外れていたが、同点で迎えた8回表に見せ場がやってくる。満塁の勝ち越しのチャンスでバッター中田に対し、広島のジャクソンがコントロールを乱す。真偽のほどはわからないが、ネクストバッターズサークルで控えていた大谷の存在が気になっていたことが原因なんてことも言われている。結局、中田は押し出し四球を選び、大谷に変わってそのまま打席に入ってピッチャーバースもタイムリー。そしてレアードのグランドスラムも飛び出して広島を粉砕。結局、この試合大谷は出場しなかったが、日本ハムは見事勝利して10年ぶりの日本一に輝いた。

『二刀流大谷』にワクワクした2016年は本当に最高のシーズンでした。

4. 査定

2016年成績 21試合 10勝4敗 174奪三振 /104試合打率.322 22本塁打 67打点 OPS 1.004