パワプロ劇空間

パワプロの再現選手や栄冠ナイン、高校野球について語ります

【パワプロ2023】野上亮磨(2017 西武)

創部2年目で選抜決勝進出

1. 基本情報

野上 亮磨(のがみ りょうま)

生年月日:1987年6月15日

出身:福岡県

打席:右投右打

ポジション:ピッチャー

2. 経歴

神村学園

日産自動車

・西武(2009〜2017)

・巨人(2018〜2021)

3. 2005年選抜

第77回選抜高校野球神村学園のエースとして出場。今では選手権4強に進出する名門の神村学園も当時は創部2年目。元々は女子校であったこともあり、当時は「済美と同じような高校」と言う印象を持っていたことを覚えている。済美も女子校から共学になって初出場した2004年の選抜で初優勝していたこともあり、「神村学園も優勝するかなあ」と何となく考えていた。

初陣の相手は石川の名門である星稜。野上は9回に4連打を浴びたが逃げ切り、甲子園初勝利を果たす。ベスト8を賭けた2回戦の相手は市立和歌山商業(現・市立和歌山)。ホームランを浴びるなどピンチはあったが、打線の援護もあり153球の完投勝利。チームもベスト8に進出した。

準々決勝の相手は沖縄尚学。この試合も先発した野上は8回まで無失点の好投を見せたが、9回に落とし穴が。あとアウト1つの場面で連打で2点を返され、また打球も直撃して治療を受けることに。それでも、最後はエースの意地を見せて逃げ切った。

準決勝は羽黒(山形)との対決。5日間で3試合完投による疲労や、強力・羽黒打線を相手にも臆せず、野上はテンポの良いピッチング。わずか1時間半で4安打完封勝利。創部2年目での決勝進出は、事前の「何となく」の予想がおおよそ当たったのである。

決勝は前年の春決勝で済美に敗れた愛工大名電(愛知)。神村学園の先発はもちろん野上。しかし、4連投の野上は疲労から名電打線に捕まり、3回までに4失点。中盤は粘り強く投げていたが、7回に3失点してこの回でついに降板。打線も2点のみに抑えられて2-7で敗北。惜しくも初優勝はならなかった。

4. プロ入り後の概要

日産自動車から2008年ドラフト2位で西武に入団。1年目は25試合、2年目は27試合の登板したが、今一つ結果を残せず。しかし、2013年は先発ローテーションに定着して初の二桁勝利をマーク。被本塁打17本と「軽い球」ではあったが、チーム最多の11勝で規定投球回も初めてクリアした。

2017年は元モーニング娘石川梨華と結婚を発表。シーズン開幕から24試合に登板。過去3年は浮き沈みが激しかったが、大崩れすることなく11勝をマーク。コントロールも抜群の安定感を見せ、西武のエースになると思われたが、FA権を行使して巨人に加入。しかし、巨人時代は不安定な投球や怪我でほとんど結果を残すことができず、2021年で現役を引退した。

5. 査定

2017年成績 24試合 10勝9敗 WHIP1.06

6. 査定ポイント

(特殊能力)

低め○:この年は抜群の制球力。BB/9は1.50。

軽い球:被長打率は.371。

パワナンバー:12200 92310 28474