パワプロ劇空間

パワプロの再現選手や栄冠ナイン、高校野球について語ります

高校野球について語る#11 2022年夏の甲子園の注目ポイント

遂に今日開幕する第104回全国高等学校野球選手権大会。私も昔は甲子園に通ってよく見ていましたが、年を重ねるにつれて暑さに勝てず、2018年以降はクーラーをつけた涼しい部屋から見るようになっています(笑)。

組み合わせ抽選も終わりましたので、今年の大会で注目している部分を述べたいと思います。

1. 3度目の春夏連覇なるか

 最大の注目はやはり大阪大会では他を寄せ付けずに優勝した大阪桐蔭。藤浪、森を擁した2012年、根尾、藤原を擁した2018年に続く3度目の春夏連覇の偉業を達成するかが注目されています。今年は前田、川原などの力のある投手陣と、松尾を中心とした強力打線。特に打線は近年でNo.1ではないか?と言う印象を受けます。また、どことなく2008年の夏を制したチームに似ている印象があります。ただし、何が起こるか分からないのが高校野球であり甲子園でもありますので、注目です。

2. 智弁和歌山の夏連覇

 大阪桐蔭に隠れがちですが、昨夏21年ぶりに全国制覇した智辯和歌山の夏連覇にも注目です。高嶋監督から中谷監督に代わり、それまでの良い意味での『雑な野球』が『スマートな野球』に進化を遂げました。組み合わせでは49番目に登場となりましたが、49チームの中で一番長い夏を過ごすことができるか。個人的にはプロ注目の武元投手、ではなく、やはり打線に注目しています。智辯和歌山はやっぱりジョックロックと打撃ですよね(笑)。

3. 関東・東京勢の巻き返しと東北勢の悲願

 2015年の東海大相模、2016年の作新学院、2017年の花咲徳栄夏の甲子園を3連覇していた関東・東京勢。2020年を除く過去3大会は大阪桐蔭履正社智辯和歌山と近畿勢が3連覇しており、今年は巻き返したいところ。

 また、長年東北勢の悲願の優勝の期待と言う声が聞こえてきますが、今年はその夢が実現できるか?にも注目。と言うか毎年注目しています。2003年の東北、2011年と2012年の光星学院(現:八戸学院光星)、2015年の仙台育英、2018年の金足農業とあと一歩まで迫ったチームはたくさんありますよね。特に2015年の仙台育英は決勝戦の8回終了時点で同点でしたから、本当に惜しかった印象が残っています。

4. なるか!内弁慶からの脱却

 私が高校野球に興味を持ち始めた1998年以降、夏の甲子園では1勝しかしていない愛工大名電。選抜は2005年に優勝しており、力がない訳ではない。しかし、夏になると全く勝てない愛工大名電。昨夏に初出場の東北学院に負けたのは波乱でも何でもなく予想通り。今年は初戦で星稜と対戦。私の中では今年も初戦で負けると考えていますが、果たして・・・?。

 山梨学院も近年の甲子園でなかなか勝てていません。全く勝てていないわけではなく、例えば2016年夏は1回戦で長崎商を下しています。公式戦ではありませんが、2020年の交流試合でも勝利しています。問題は山梨大会の実力をあまり発揮できていないところです。2018年夏は高知商と派手な乱打戦を演じましたが、打線がなかなか本領を発揮できていないのです。

 過去に清峰高校(長崎)で選抜を制した吉田監督になってから、山梨県の勢力図を東海大甲府から奪い取った最大の要因は強力打線。毎年県大会で打ちまくって甲子園を勝ちとっている最大の武器であるはずの打線が甲子園では鳴りを潜めており、上位進出が実現できていません。今年はどうなりますでしょうか?。

4. 天候🌞☔️

 昨夏はとにかく雨に泣かされ続けた大会でした。日程の予備日が後1日しかなかった?くらいにギリギリの中で開催されました。物議を醸した大阪桐蔭vs東海大菅生の一戦もありましたよね。あの試合がきっかけで継続試合も導入されましたが、この夏の天気はどうなりますことやら?。あとは暑さ。最近は40℃も珍しくない日々が続いており、普通に生活しているだけでも暑さでバテてしまします(笑)。この中グラウンドで野球をする選手にとってはもっと過酷な環境だと思います。近年は足が攣ってしまう選手も目立ちますので、高野連には対策を考えていただきたいです。あと阪神さん、甲子園を開閉式のドームにしませんか?。  (終わり)