栄冠ナインについて語る #14 栄冠ナインを楽しもう②・1年目の戦い方
夏の大会が始まるのは7月。そのため、3年生を育成するメリットはほぼありません。試合に勝つことは重要ですが、そこを意識し過ぎると秋以降が絶望的になってしまいます。そのため、1年生と2年生でスタメンは固定し、3年生はベンチからスタートさせましょう。筆者は途中から能力が高い3年生を代打で起用し、あわよくば勝てればいいや、くらいな気持ちでした。
↑開校時2年生で所属していた池山。短い育成期間にしては頑張った方でしょう(笑)
・投手は変化球、野手は走力
白土の弱小高校からスタートするため、練習で上がる経験値も少ない。そのため、全ての能力を満遍なく強化することはなかなか困難を極めます。そこで、まずは強化したい能力に絞って育成することをオススメします。投手は試合のある月は変化球、それ以外は球速かコントロール。練習環境が整うまでは6球種持ちなどは難しいので、球種の数よりも変化量を上げることが重要です。野手はとりあえず走力から。ミート、パワーが弱くてもとりあえず走れれば問題ない。走力は守備にも活かせますから。これで何とか試合にはなると思います。
このような戦術で、筆者は2年目には甲子園に出場することができました。チームは強くありませんが、逆に戦術の面白さが味わえるのは序盤ならではだと思います。弱いチームで格上を倒すために試行錯誤して、ハマった時の快感は最高ですから。
次回は試合での戦術に触れていきたいと思います。