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パワプロの再現選手や栄冠ナイン、高校野球について語ります

栄冠ナインについて語る#15 栄冠ナインを楽しもう③

栄冠ナインを楽しもう③

(戦術編)

勝つんなら魔物でしょ?」。そう考える人も多いでしょう。しかし、パワプロ2022では魔物は弱体化されています。2020までならセーフティバントでひたすら点を取ることも可能でしたが、現在はそこまで狙い通り得点はできません。また、魔物一辺倒では次第に作業ゲーと化し、結果飽きる可能性もあります。

とは言え、今作も魔物はラッキーアイテムであることには変わりません。ただし、単に魔物に頼ることなく、采配の奥深さを感じながらプレーすると楽しいですよ、たかがゲームとは言え(笑)。

・投手起用

自チームに大エースがいる場合、基本的に他のピッチャーは使うことはないと思います。が、控え投手を最低一人は準備しておきましょう。どうしても1点が取りたい場面はありますので、そこは躊躇せずに代打を起用して、継投に移ることも重要です。

一方で、これと言ったエースピッチャーがいない時代はリアル高校野球のように複数人の継投で勝ち切るのがおすすめです。筆者は2020の時に、試合終盤の点差に余裕がある場合は次の世代を見据えて1年生ピッチャーをよく起用していました。2022では「ただひたすら強い選手」を作ることをモットーにしておりますが、育成しがいのあるピッチャーがいない時には2020と同じように継投スタイルを行っています。

試合指示のコマンドでは、筆者の場合「変化球中心」「緩急」「打たせてとる」がほとんどです。これは育成面にも関わってくることですが、これらの指示によって変化球の経験値を得ることが狙いです。勿論、戦略としても○。速球中心は被打率が高いイメージがありますし、クサイところばかりではフォアボールにつながることも。ただし、ここは繰り返しになりますが、どのような投手に育成したいかによっても変わると思います。

 

・守備

大概は定位置かゲッツーシフト。栄冠ナインあるあるなネタとしては、ランナー3塁の場面で、内野ゴロで味方の選手がよく間に合わないホームに送球することがあります。特に2020までは、このような野球IQの低い選手が多く、そのたびにブチギレていました。しかし、2022ではこの珍プレーは減った印象があります。したがって、絶対に1点を与えたくない場面以外は基本は定位置ゲッツーシフトで良いと思います。また、相手選手の特殊能力を見てシフトを変えるのも良いでしょう。例えば相手打者がプルヒッター持ちの場面では、思い切って引っ張りシフトにするのも有効です。これがハマれば非常に最高な気分です。逆に上手くいかない場面もありますは、外れたら仕方がないくらいの気持ちでいきましょう。「自分は前橋育英のような守備を目指す」様なスタイルを掲げている方にはうってつけかもしれません。

 

・攻撃

序盤から優勢で進められていれば、皆さんの好きなスタイルで攻めましょう。強振強振で長打を狙うのも良いですし、健大高崎のように機動力で撹乱させる戦術もありでしょう。ただし、相手がAランクやSランクではそこまで余裕のある戦いは難しいと思います。そこで重要になってくるのが攻撃指示コマンドです。

困った時にはコマンドでは「転がせ」を多用します。対戦相手は基本的に補球能力が低いため、勝手にエラーをすることが多々あります。言うなれば「セルフ魔物」です(笑)。また、最終手段で魔物の召喚に成功した場合も、「転がせ」を指示すれば足が遅いバッターの場面や、セーフティバントの数字が低くてもなんとかなることができます。

あとはやはり脚力。内野の深いあたりやボテボテのゴロでも、足が速ければセーフになる確率は上がります。Sランクでも守備力が低い選手はちらほら見かけますから、守備力が低ければ動きも散漫になるので。したがって、前回でも述べましたが練習指示で足を上げることもお忘れなく。

 

・まとめ

「最強選手を育成する」場合も、「勝ち続けるチームを育成する」場合も、必ず絶対に負けられない場面に遭遇します。その時はどの選択肢を取るか、監督の決断が問われます。結果的に自分が信じた作戦が見事に上手くハマった時の快感は最高です。それがあるから栄冠ナインは楽しいとも言えますね。

次回はスカウトについて述べたいと思います。