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【高校野球】第105回高校野球選手権 優勝校予想(最終結果)

第105回高校野球選手権 優勝校予想(最終結果)

慶応義塾の優勝で幕を閉じた2023年夏の甲子園。「応援のマナー」とか「髪型」とかよく分からないことがマスゴミ界隈で話題になっていますが、それは置いておき、今年の甲子園を私なりに振り返ってみたいと思います。

(感想)

・予想結果

見事に外しましたw。これで通算10勝8敗。奇数年はやはり鬼門。2001年の日大三と2015年の東海大相模しか当てれてないんですよ。土浦日大のベスト4は嬉しかったですし、北海の2試合連続サヨナラ勝ちにも感動しました。しかし、慶応の出場はないと考えていたんですよね。実際、神奈川大会決勝の微妙な判定がなければ横浜が出場していた(はず)ので。ただ、審判を責めることはできません。あと、後述する3回戦。あの試合を取ったことで、慶応に勢いが生まれました。

結局、浦和学院との壮絶な打ち合いを制し、昨夏準決勝の再戦も制し、履正社との「事実上の決勝戦」も制した仙台育英でも慶応に敗れてしまったので仕方ありません。現在は公約通り、「優勝校の再現チーム」をパワプロで作成しております。昨日、渡辺千之亮選手を査定している時に、横浜高校戦の9回表の逆転3ランを見ると、やっぱり悔しくなります(笑)。

ベスト8に5校(仙台育英土浦日大八戸学院光星花巻東沖縄尚学)進出できたので、全体的に予想は当たっていたかなあ、と思います。

・個人的ベストゲーム5試合

明豊 vs 北海・・・9回2アウトから同点に追いつき、延長10回に逆転サヨナラ。『あげあげホイホイ』は何か魔力を感じますね。

仙台育英 vs 履正社・・・優勝候補同士による熱戦。

専大松戸 vs 土浦日大・・・0-6からの逆転勝ち。守備のファインプレーも素晴らしいゲームでした。

広陵 vs 慶応・・・中井監督vs森林監督の采配を比較して見ると面白い。

おかやま山陽 vs 大垣日大・・・最後の逆転サヨナラのシーンが印象的。あんな幕切れがあるんですね。

 

次は戦術面で見ていきたいと思います。

タイブレーク

ノーアウト1、2塁から攻撃が始まるタイブレーク。昨年までは延長13回から導入されていましたが、今年は10回からスタート。開幕戦からいきなりタイブレークはびっくりしました。このルール改正によって、各チームの仕掛けも早くなるかなあ、と思って見ていました。球数制限もあって、昔のようにエース一人で勝ち上がることが困難となったこともあって、早め早めの継投が多かったと思います。

送りバント

昨年から口酸っぱく主張していますが、送りバントに頼る野球は好きになれません。ただ、クラーク国際のように1点を守る野球が信念のチームもありますので、全否定はしません。どうしても1点が取りたい場面ではありだと思います。しかし、中途半端な送りバントが一番良くない。広陵vs慶応の9回裏の真鍋の打席がまさにそうです。監督のサインではないとのことですが、なら「お前が打って決めろ」くらいの指示をして欲しかったと思います。あるいは送りバントが得意な選手を代打で起用するとか。対照的に、10回表に丸田に打たせた森林監督は素晴らしい。このシーンでなんとなく慶応の優勝が頭に浮かびました。

・引っ張り傾向

ランナー1塁、もしくは2塁の場面で左バッターが一二塁間を破る当たりがいつにも増して多い気がしました。佐々木麟太郎に対して、2回戦で対戦したクラーク国際は引っ張りシフトを引いていましたが、他のチームもこう言う攻めの守備を行なっても良いのでは?。昨夏は国学院栃木がデータ野球を展開していましたので、こういった対策を考えるのも上位進出の鍵となりそうな予感。

・打撃から守備と走塁

近年、パワー重視にも見える高校野球。しかし、去年や今年はどちらかと言うと守備走塁が良いチームが勝ち上がっている印象があります。打線は水物と言われますので、こう言ったディティールのレベルが勝敗を分けると思います。特に、高校野球では四球やエラーで流れはすぐ変わりますから。

(終わりに)

2週間の熱戦が終わり、高校野球ファンにとっては少し寂しくなる今日この頃。18回目の予想結果としては、履正社と慶応を過小評価していた点が一番の反省点です。また来年、19回目の予想をするかは分かりませんが、秋以降も高校野球を追いかけていきたいと思います