パワプロ劇空間

パワプロの再現選手や栄冠ナイン、高校野球について語ります

【番外編】熱闘甲子園歴代テーマソング(前編)

高校野球のシーズンが近づくと、必ず思い出すのが過去の名場面であり、加えて歴代の高校野球テーマソング。それはすなわち熱闘甲子園で流れる曲ともなります。そこで、今回は熱闘甲子園最終日のエンディングで流れた歴代の曲と、その年の印象を簡単に述べていきたいと思います。なお、私の記憶に残っている2002年以降に限定させていただきます。

2002年 終わらない夏 (我那覇美奈)

記憶に残っているのはこの2002年夏から。確か弟さんが2001年夏の甲子園樟南高校で出場し、優勝した日大三高との1回戦の試合で代打3ランホームランを放っていたと思います。オープニングのサビでコカコーラが注がれるシーンが懐かしい。

2003年SUMMER BOY (藤井フミヤ)、夏の終わり(森山直太朗

岩国旋風が吹き荒れた21年前の夏。特にエンディングの夏の終わりは、まさに高校野球閉幕と共に夏が終わることを感じるしみじみと来る名曲。

2004年 glory colors〜風のトビラ (ZONE)、誓い (BEGIN)

2003年同様にオープニングよりエンディングの印象が強い2004年。駒大苫小牧が初優勝してもう20年が経つんですね。深紅の優勝旗がまさか白河の関を通り越して津軽海峡を越えるとは。

2005年 奇跡、夏影 (スガシカオ)

オープニングは「今 奇跡が 起こりそうな予感」のサビでワクワクし、「あの日 スタートの合図で 走り出してしまった僕らに 今更もう わざとらいい ゴールなんかなくてもいい」のエンディングで感動したあの夏。『夏の終わり』と同様に、秋の訪れがマッチしてしみじみと感じる名曲。熱闘甲子園最終日のエンディングで、最後のサビの辻内と平田のシーンは記憶に残っています。

2006年 スフィアの羽根、奏 (スキマスイッチ)

斎藤佑樹のための甲子園と言っても過言ではない88回の夏。「掴み取るんだ 栄光に羽ばたいてさあ いける所まで行くのさ 未来は僕の手に」の通り、ハンカチ王子が全国制覇まで辿り着きました。あとは鹿児島工業の代打の切り札・今吉晃太が懐かしい。

2007年 両方 For You (ウルフルズ)

あんまり良い印象がない2007年夏の甲子園。個人的には常葉菊川vs 日南学園駒大苫小牧 vs 広陵の試合などは面白かったことは覚えています。決勝戦の8回裏は球審にキレましたね〜。特待生問題なんてことも言われていました。

2008年 夏はこれからだ (福耳)、虹が消えた日 (秦基博)

90回記念大会もエンディング曲の印象の方が強い。『虹が消えた日』は確か映画の主題歌でしたが、なぜか熱闘甲子園のエンディングにも使われていました。熱闘甲子園でお馴染みの、曲が止まるシーンで登場した新潟県央工業のピッチャー古村、魔術師町田、智弁和歌山の坂口、優勝した大阪桐蔭の福島由登などが懐かしいです。なお、私は決勝戦を甲子園で観戦していましたが、スコアが17-0・・・。

2009年 Halation (秦基博)

15年経過した今でもこれを超える甲子園テーマ曲はないと思える名曲。この年の熱闘甲子園のエンディングの編集も素晴らしく、スローに変わる場面で崩れ落ちる九州国際大附属の納富、最後のサビで菊池雄星を上空から映すシーンなどが印象に残っています。あとはカンペを手に選手宣誓した伊万里農林のキャプテン吉永も。決勝戦日本文理の最終回の攻撃はテレビ観戦していて、めっちゃ感動しましたねぇ。

2010年 あとひとつ (FUNKY MONKEY BABYS)

興南春夏連覇で幕を閉じた2010年夏。PVも高校野球で、駒大苫小牧で優勝経験のある田中将大も登場して、まさに甲子園にピッタリ。

2011年 ずっとここから (JURIAN BEAT CRISIS)

「頑張ろう 日本」で、皆本当にがんばった2011年。PVでは女子マネにスポットライトを当てていました。「遠回りしてもいい 涙したっていい」の歌詞は心に来るものがあります。鹿児島県勢にリベンジを果たした能代商業(現・能代松陽)の保坂、白樺学園の父と息子、習志野のホームスチールなど名場面も多い。

2012年 Pride (GReeeeN)

巨人坂本の登場曲でお馴染みのGReeeeNがテーマソングを担当した2012年。大阪桐蔭の藤浪と森が春夏連覇を果たした一方で、田村、北條の光星学院は3季連続準優勝した第94回の夏。本当に「あと少し手を伸ばしたら掴めそう」だった深紅の優勝旗でした。他には済々黌の大竹(阪神)、22奪三振松井裕樹(パドレス)が出場していました。因みに、閉会式で当時の高野連会長が「大谷(翔平)くんを見たかった」と、岩手県代表で出場した盛岡大附属に喧嘩を売る問題発言をかましていましたねw。

(つづく)